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震災から4年です。

震災一か月前の2月11日。

静かな住宅地にひっそりと、Atelier Poran...(アトリエ ポラン)が産声をあげました。

OPEN初日の行列に圧倒され、その後もご近所様を中心に

連日多くの方が工房に足を運んで下さり、滑り出しは順調でした。

当時、ホワイトデー用の焼き菓子も、沢山注文を受けており

営業しながら、妻と仕込みに追われていた 3.11 14:26・・・

ゴーォォォと今まで聞いたことがない地響きと、強烈な縦揺れ。

その後すぐに、立っていられない程の横揺れが襲い

本当にこの世が終わったと思いました。

そして、大津波、原発事故、しばらく続いた食糧と物資、燃料の不足・・・

商店や、GSには沢山の行列ができ、運良く欲しいものを手にできた人。

何も買えず、がっくり肩を落とし、物資を得る事ができた人を恨めしそうに

見つめながら家路に着く人。

殺伐とした空気が漂う地域、そして国全体が混乱するなか

Atelier Poran...も立てたばかりの工房にヒビが入り

道具も床に落下してすべてが壊れ

もう工房内は滅茶苦茶になりました。

石巻で被災し、命からがら逃げて助かった親戚を

不便な避難所から、多賀城へ呼び寄せて

一時は、総勢10名の大世帯になりました。

「ホワイトデー?それどころじゃない!」

付きかけたお客様も、全て失いました。

震災直後、数日は何もする気が起きませんでした。

これから一体どうすればいいのだろうか・・・ぼんやりしながら

工房の片づけをしていた時に

「郵便ポストに、これが入っていた」

目に涙を溜めて、妻が僕に持ってきてくれた一通の手紙。

一日も早い工房の再開を期待する内容の手紙でした。

道行く方々にも「店はいつからやるの?」 「またここのパンが食べたいよ」

と声をかけて下さいました。

震災直後の数日は、良くも悪くも本当に忘れられない日々でした。

もう一度、自分達の商品や、サービスを通して、お客様が笑顔に溢れ

明日への活力になるように。

地域全体が勢いづく小さなキッカケになるように。

そのために自分達が出来る事をしっかりやろう。

このままじゃ終われない。

今の活動の原動力になっています。


そして、来週の今日。

福岡県・太宰府市にある九州国立博物館で開催される

イベントにおいて、皆様の前でこれまでの活動を報告する機会が与えられました。

震災から4年も経つので、そろそろ冷静に当時を振り返ることができるかと思いきや

街の壊滅、物資をめぐる殺伐とした空気感、被災状況が甚大な人と、そうでない人との差

当時のどうしようもない程に混乱していた地域社会を思い出されて

講演原稿を作る妻と、それをチェックしている僕の目には涙が溢れていました。

当日は、この震災を、被災地を、いつまでも忘れずに

お互いを思い遣り、寄り添える社会になるよう祈念しつつ

しっかり務めさせて頂きます。



Atelier Poran...














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