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今日で一ヶ月。

長かったような、短かったような
がむしゃらで、精一杯、だった 今日までの一ヶ月。

いちごジャム

西日の差し込む小さなアトリエで
丁寧に磨いた銅の鍋で
苺ジャムを煮る・・・静かな時間。
当たり前だったことが
今、とても 幸せ。

あの日、11日
オーブンの中で焼き上がりを待っていたのに
突然止まったオーブンの中で サブレの生地が
まだ焼けてないのにって、泣いていた。
計量して火をかける準備をしていた
鍋の中のフロランタンの生クリームは、鍋と一緒に床に流れ落ちていた。
ごめんね。

水が出ない。 材料が届かない。
家で食べるものも、無くなってきたとき。

食べ物がない、買えないんです、と ドアをたたくお客様・・・
並んでも何も買えなかった、と 寒い中 途方に暮れていた近所の
おばあちゃんの姿。
丘の上から見えたのは 燃え盛る石油コンビナートの炎。

ごめんなさい!必ず、何とかします。
あきらめ、希望を持ち、やっぱり駄目だと悩み・・・
また、涙を拭いて、立ち上がって・・・
 
でもやっぱり 私たちの使命は
ここで パンやお菓子を作ることだから、と決意して
ライフラインの復旧を待たずに
17日に 勇気を出して、お店を開けたのでした。

ガソリンが残り少なくなり
粉を買いに、隣り街まで自転車をとばしたこともありました。
茨城の妹から 宅配便で送ってもらった北海道産の粉に助けられました。
(非常時でも国産小麦にこだわり、沢山注文をつけてしまいました)

湧き水を汲みに、タンクを抱えて 長時間並んだ雪の日。
寒さで 指先が凍りそうだったあのとき。
ふと見上げた 神社の境内の鳥居の赤と雪の白い色のコントラストが眩しく
美しかったと 心に残っています。
富谷の友達が、子供たちと一緒に水を運んできてくれました。
従姉妹も水やパン用の塩を届けてくれました。
沢山の方に助けられてお店を再開することが出来ました。

お店を開けてくれて ありがとう・・・。

その言葉に幾度となく
救われた私たちでした。
 


朝、焼きあがったばかりの甘い焼き菓子と、香ばしいパンの
香りにつつまれて
お客様を迎えるとき

ひとつひとつ
そっと袋に入れて包むとき

お菓子やパンを両手でお渡しするとき
珈琲豆を挽くとき

ありがとうございました。
と お見送りするとき

すべての瞬間に
感謝して 愛しい時間に思えてきます。

みんな それぞれの場所で
出来ることを探し、必死でがんばった
一ヶ月でした。


「Atelier Poran...」からも
みんなに笑顔が広がっていきますように


今日も ありがとうございました。



kotori
risu

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